・セーフコミュニティ活動@横浜市栄区
      ・さかえ・ハートフルサポーター
      ・スキルアップ研修
      ・医療安全管理研修会:病院内の自殺予防・事後対策
      ・横浜市栄区が、日本で7つ目の国際セーフ・コミュニティに




セーフコミュニティ活動@横浜市栄区


 健康づくりや病気の克服のための活動を世界的規模でリードしている、世界保健機関(World Health Organization)という組織が国連にあり、略して、WHOと呼ばれています。WHOは、地域で生じる「事故」とか、「自殺」などの悪い出来事は、きちんとそのデータを収集して分析を行い対策を行えば、予防が可能だとしています。

 そして、それを実践する町を、「セーフコミュニティ」と名付けました。WHOは、「セーフコミュニティとは、こういう町のことをいう」という基準を作り、その基準を満たした町を認証してきました。現在、世界中にセーフコミュニティは180以上あるそうです。日本には、現在、亀岡市(京都府)、十和田市(青森県)、厚木市(神奈川県)の3つが認証を受けていますが、横浜市栄区は、日本で4番目のセーフコミュニティを目指しています。

 セーフコミュニティ活動というのは、要するに、「安全・安心な町づくり」のことですが、栄区は、1)災害対策 、2)交通安全 、3)こどもの安全、4)高齢者の安全、5)スポーツ・余暇の安全、6)暴力・虐待予防、7)自殺予防、8)傷害サーベイランスの8つを安全・安心の軸として考え、2010年から活動を開始しています。それぞれのテーマごとに部会が設置され、地域住民も部会に参加しています。また、全部の部会が集合してミーティングも行われます。

 「・・が生じないような安全・安心な町づくり」を一体のものとして行うことにより、縦割り主義が廃止され、個別に取り組むよりも大きな相乗効果がもたらされるかもしれません。住民参加により住民目線で町づくりがおこなわれることになりますし、きっと、住民も、自分たちの町のことをより一層真剣に考えることになるのではないでしょうか。この活動に注目です。



さかえ・ハートフルサポーター


WHO認証セーフコミュニティを目指す栄区で、「自殺が生じることのないような安全・安心のまちづくり」の一環として、さかえ・ハートフルサポーター事業が開始されました。

 ハートフルサポーターとは、1)メンタルへルスの大切さを理解し、2)うつ病・自殺問題、あるいはメンタルへルス不調者について正しい知識をもち、3)周囲の不調者に気づいて適切な支援をして差し上げられる人材のことを言います。栄区では、この目的のために専門家とともに二つの単位から成る研修プログラムを作りあげました。二つの単位のうちひとつは自殺対策のための「基礎研修」で、もうひとつは「スキルアップ研修」です。基礎研修では、文字どおり、日本社会全体、あるいは社会の各領域にみられるメンタルへルス問題、自殺問題の現状を知り、うつ病やうつ病患者、自殺に傾く人の心理や自殺行動に関する正しい知識を身に着け、それらの対策法や予防法の基礎を学ぶというものです。「スキルアップ研修」は、メンタルへルス不調者への対応や、社会資源の活用法について実践的にこれを学ぶものです。

 第1回目の「基礎研修会」は2011年9月9日に本郷台で行われ、主に地域の民生委員・児童委員の方々を対象に行われました。次回の基礎研修会は、2012年1月28日に、主に地域の保健活動推進員の方々を対象に行われます。








スキル・アップ研修


さかえ・ハートフルサポーターについては、希望者を対象にさらに「スキル・アップ研修」を実施しています。

これは、基礎研修会で正しい知識を自分の中に取り入れたとしても、実際に対人支援をしようとなるとそうは簡単ではないだろうということで、実践練習をしようというものです。

スキル・アップ研修会では、基礎研修会の簡単な振り返りをした後に、良好なコミュニケーションをとるためのレクチャーや動画視聴、そして実習が行われます。具体的には、身だしなみから表情にいたるまで、相手が相談をしやすい雰囲気づくりをする練習をしたり、傾聴技法に関する練習をします。時には、好ましくない対応を敢えて演じてみることで、その感想を共有したりもします。

研修会の満足度は高く、スキル・アップ研修を行うことで、より深くメンタルへルス・ケアや自殺予防対策の意義を理解することができるようです。









医療安全管理研修会
:病院内の自殺予防・事後対応



栄区における自殺を少しでも減少させることを目的に、平成25年7月30日に、同区内の基幹的病院である栄共済病院医療安全研修会において、病院内の自殺予防と事後対応に関する講演が行われました(講師:横浜市立大学・河西千秋)。

 病院内の自殺事故は、日本全体の自殺の数%にも上ることが示唆されています。患者さんの病気や怪我を治し、命を護るところである病院で自殺が生じているということは、とても驚くべきことですが、それには理由があります。

詳しくは、このウェブサイトの「よみもの」→「自殺の問題」→「病院内の自殺事故」をご覧ください。




横浜市栄区が、
日本で7つ目の国際セーフ・コミュニティに



報告が半年も遅れてしまいましたが、2013年10月に、栄区が、WHO-カロリンスカ研究所(スウェーデン)によるセーフ・コミュニティ協働センターから「国際セーフ・コミュニティ」に認証されました。これは、日本では7番目、神奈川県では厚木市に続いて2都市目ですが、行政区としては日本初の認証となりました。詳しくは、下記の横浜市栄区のセーフコミュニティのサイトをご参照ください。写真などもあります。

http://www.city.yokohama.lg.jp/sakae/sidemenu/safecommunity/

認証されたらお終いというわけではもちろんありません。認証は、安全・安心な街づくりの仕組みができたことを意味するだけであって、本格的に街づくりはこれからです。国際認証は更新制なので、課題や目標を見据えて、栄区は末永くこの取り組みを続けていくこととなります。




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